導入事例
エアキャスター関連製品導入事例一覧
エアキャスターによって、大重量の構造物を台船上にロールオン

移動重量:800t(LNGタンクセクション+架台の合計重量)
・4個の脚を持つ架台上に、LNGタンクセクションを搭載
・各脚には6台のエアキャスター K60UHD(@54.5t)を装備
・台船の船尾を接舷して係留し、船尾にエアジャッキを配置する
・エアキャスターを作動させて、架台を移動し、岸壁からその端部を台船上にオーパーハングさせる
・船尾に配置したエアジャッキにより、架台端部を支持
・前方の2個の脚を台船デッキ上にスライドさせて移動 ➡ 台船上の2個の脚と陸上の2個の脚で、架台を支持した状態で、架台を台船上に更に移動
・後方の2個の脚についても、同様に台船上に移動し、台船上を所定の位置まで移動し、停止
・以上が、800tを台船デッキ上にロールオンさせた方法である。
・これは、輸送対象のサイズや重量から海上クレーンが使えない場合の画期的な台船による輸送方法である
・本工事以降、ケーソンや沈埋函の台船による輸送に、エアキャスターによるロールオン工法が使用されている。

機器生産ラインから出荷場までの移動用

移動重量:3t
・休止時でのエアキャスター厚みは、48~68mmと非常に薄い。
・エアキャスター直上に搭載物を負荷させることで、エアキャスター軽量薄型台車を製作する。
・空荷の時は、4輪のキャスターで手押し移動する。
・本台車の最低高さ;
(エアキャスター上面のSUS板の厚み)+(エアキャスター厚み)+(キャスターによる浮上分)
・薄型にすることで、機器や設備の底面と床面との隙間に挿入することが可能になる。
・エアキャスターを膨張させることで、移動対象の底面を持上げて浮上させる。

工場から25tの機器を出荷

移動重量:25t
・工場床面が地表面より約30cm高いため、出荷前日に仮設走行台を設置
・その表面はPEシートで養生された
・エアキャスターK27UHDx4台を配置して、屋根のないところまで8人で手押し移動。その後はクレーンでトレーラーに搭載

機器の製造ラインでのエアキャスター台車

移動重量:5t
・生産ライン~テストサイトへの移動用台車
・パレットに搭載された機器を、エアキャスター台車をパレット下に挿入して、移動する方式

25t金型搬送用エアキャスター台車

移動重量:25t
・金型の保管倉庫と生産工程間の移動用の低床型エアキャスター台車
・イージームーバー ARL500Aにより移動
・天井クレーン等の設備のない保管倉庫内の移動にも使用
・一人のオペレータでの金型移動が行うことができ、かつ金型交換の所要時間の短縮化が計られた

配電盤製造ラインでのギャップマスター軽量薄型台車

移動重量:5~10t
・一人での移動が可能となった
・パレットを使用せずに、製品と床面の隙間に直接挿入できる薄型の台車を採用

金型搬送用エアキャスター台車

移動重量:金型(15t)+台車自重(10t)=25t
・3次元測定室の入口で、天井クレーンにより本台車に金型を搭載し測定室の前室まで移動後、待機する。翌日測定室まで搬入して測定。
・移動距離が短いので、サプライホースを引きずることはせずに、天井から垂らす方式が採用された
・台車本体は、熱や搭載物による変形の影響を最小化するために、鋳物にて製作(写真参照)

試験室での車両移動用エアパレット

移動重量:2t
・試験室での車両の位置決めが容易
・前輪側/後輪側それぞれを、4台のエアキャスターで支持する形(合計8台)で、コントロールボックスは、4ヶ口モデルを使用。

エアキャスターによる『モバイルグリーン』(移動式大型プランター)の配置変更

移動重量:3t
・富山市「グランドプラザ」の『モバイルグリーン』:イベントに合わせて、エアキャスターによってその配置を変更
・エアコンプレッサーは、昇降式のイベントに使用する舞台の下に設けられた倉庫兼用の機械室に設置されている。
・広場の床面がノンスリップ仕様で、かつ細い目地があるため、エアキャスターの走行面に上敷材を敷くことが必要。また、水勾配があるため、3~4人程度で移動作業を行う。
・上敷材:ポリエチレンシート

2分割タイプの伸縮可能なエアキャスター搬送台車

移動重量:最大20t
・2台の台車を連結した形で、搭載物の長さに対応して台車長さを伸縮できる。
・各台車にエアキャスターx4台を装備し、片方の台車にエアロドライブを連結して、作業者一人で移動する。
・片方の台車だけでも、使用可能。
・エアロドライブ:モデル AG700E-QA

ロールバック席のギャップマスター台車による移動

移動重量:7.5t および 8.5t
・ロールバック席の保管場所からイベントに応じて、移動設置する。
・5~8人で手押し移動
・ギャップマスター台車(分割タイプ): ギャップマスター モデルK27Gx4台を使用

大型機械の搬入工事でエアキャスターを使用

移動重量:8t
・既存施設への重量の大きい機器や設備の搬入・据付において、エアキャスターは以下の点において非常に有益である。
- 床面養生をすることで、数十トンの重量物まで、手押しが可能
- ターン、「カニ歩き」、その場旋回 のような移動も可能
- クレーン設備がない、または搬入出来ない現場での重量物のハンドライングができる。
- チルローラ等が利用できない場合にも使える。
- エアキャスターは非常に薄型(休止時で約50~70mm、作動時で約70~130mm)な為に
搬入口の必要サイズが小さくで済む。
・本件の場合、縞鋼板を裏返しに敷いて床面養生とした。

重機が使用できない狭い場所での機器の手押し移動

移動重量:3.5t
・10t程度までは、数人での手押しで自在に移動が可能
・移動対象物の下に、少なくとも3台のエアキャスターを挿入することが必要
・「エアキャスターロードモジュールシステム」の構成
エアキャスターx4台または6台
コントロールボックスx1基
上記間用のエアホースx4本または6本

フレキシブルな配置が可能なエアキャスター軽量薄型台車

移動重量:4t
・サイズや底部構造の異なる運搬用架台に対応可能な2分割タイプのエアパレット
・エアキャスターをアルミ部材で連結した軽量タイプ
・エアキャスターの部分で重量を支持する
・手で持ち運びができ、また使用しない時は立てかけておけるため、保管場所を選ばない

ケーソン鋼殻をエアキャスターによってバージへロールオン

移動重量:1,000-3,000t
・岸壁に係留されたバージのデッキへのロールオン用にエアキャスターを使用
・バージは岸壁に直角に係留され、岸壁との間にフェンダーを設置。この部分を通過するエアキャスターは、その都度休止させ通過後に再作動させる
・バージデッキ上のエアキャスター走行面に、上敷材(鋼板やブリキ板)を敷いて養生
・ウインチにてけん引
・陸上の製作場所から岸壁までの移動にもエアキャスターを使用することができるため、完成状態の鋼殻を出荷できる
・大型クレーン船を使用せずに、バージへの搭載が可能

3,000トン ハイブリットケーソンの移動

移動重量:1,000~3,000t
・K60UHDx4台から構成されるエアパレット(合計能力:@218t)を16台使用して、3、000tケーソンをケーソンヤード内で移動。
・ハイブリッドケーソンは薄型の鋼製架台(写真でうす緑色の部分)の上に、製作される。
・4台のウインチによる直進移動:
ケーソンの4つのコーナー部分を対角線方向にけん引できるようにウインチを配置して、
風によるケーソンの横ながれ等を制御しながら直線移動する。
・岸壁近くに移動させたケーソンをクレーン船で吊上げて、設置場所(海域)まで輸送し据付る。

橋梁の送り出し工法にエアキャスターを使用

移動重量:250t/ブロック
・連続したエアキャスター走行面ではなく、1ストローク(約10m)分の走行台座を設けて、盛替えながら移動
・送り出しに必要な装置が簡便化できた

高炉改修:マンテルブロックをエアキャスターにより搬入/据付

移動重量:@1,000t ~ @5,000t
・炉底ブロックの底板部分(耐熱煉瓦や配管がある)にダメージを与えないように、エアキャスターの支持力の大きさを制御して、底板の撓み量を高精度で管理(*)
・本プロジェクト用として、能力@54tのモデルK60UHDをアップグレードして、能力@80tのモデルであるSUPER60(K60SUHD)をユーザー/AeroGo社/弊社で共同開発して、本プロジェクトで使用した
(*):特許番号3779844号「底板を有する大型構造物の流体浮上輸送方法」(共同特許)

エアキャスター台車をAGVで移動・制御

移動重量:3t
・門型の架台の各脚にエアキャスターを装備し、架台の下にAGVを挿入して遠隔操縦により移動
・門型架台のデッキに搭載された装置をエアキャスターで支持し、AGVが移動装置として作動する

エアキャスター搬送台車による、天井クレーン設備のない試験室への機器の搬入出

移動重量:6t
・製造中の機器を搭載したパレット(*)の下へ、エアキャスター台車を挿入して搬送する
(*)下の3枚目の写真を参照
